NISAをやめてFirstrade(米国証券会社)で運用してます

f:id:weekend_warrior:20190821215515j:plain

日本在住の日本人がNISAをやめてFirstradeという米国証券会社で運用を始めた話. 物好きな方はどうぞ笑

NISAとのお付き合い

始めは恐る恐るで月額1~2万くらいでやってました. あとNISAとは別に勤務先の持株会にも手を出してました(やめちゃったけど).

weekendwarrior.hatenablog.com

だいたい1年くらい続けたころでしょうか. これからもながーく投資を続けていきたいな,なんて思い始めていました. ふっと思いついたのが,海外駐在の可能性があるな...ということ.

NISA最大の弱点...?

日本国内在住に限られること.そりゃそうでしょって感じですねw (期間に上限があるっていうのもありますが)

海外に住所を移す時点でNISAでの運用は続けられません. さらに,NISAに限らず国内証券会社の口座は凍結か閉鎖する必要があるところが多そう. 海外赴任が確定しているわけでもないし,いざ海外へ...ってなったら潔く諦めるか,でも含み損を大量に抱えて退場するのは嫌だし...

だったら,はじめから海外の証券会社使えばいいのでは...?

海外口座を開いてみた!

という流れで海外口座を開くことにしました. Firstradeという証券会社です.

住所を海外に変更して運用が継続できないと意味ないので,念のため口座を開設してから問い合わせてみると,何も問題ないとの回答をいただきました.

Firstradeのメリット

海外居住しても運用が続けられる以外にもメリットがあります.むしろ,こちらのメリットが大きかったりして?

手数料が無料

売買にかかる手数料が無料です! それまでもかなり安い手数料でしたが,2018年8月から無料になりました.

DRIP(Dividend Reinvestment Plan)で自動的に再投資

個人的にお気に入りのシステムです.

株の配当金(dividend)をそのまま現金で受け取るのではなく,自動的に同じ銘柄の株の購入に充当してもらえるシステムです.つまり,配当ごとに自動で再投資してもらえます.配当金が1株分に満たない場合は,1株未満(例えば0.37株とか)の購入になります.もちろん手数料はかかりません(現地の税金は引かれます).また,銘柄ごとにDRIPを適用するかどうかを決められます.

最近のダウ市場は下がりだしたと思いきや,また回復...みたいな状況が多く,なかなか積極的に購入できないことが多いのですが,こんな状況でも着実にそして勝手に買い増ししていってもらえるのはとても助かります.

米国証券会社のデメリット,苦労すること

使用言語が英語

米国の証券会社なんだから当たり前ですw (ただ,一部中国語には対応していたりするのは複雑な気持ちに...) 問い合わせは基本的にメールなので,読み書きがなんとなくできれば大丈夫かと...

運用がドル建て

米国の証券会社なので日本円は受け付けてくれません.よって運用資金をドル建てで用意する必要があります.日本で勤務していると給与は日本円で支払われるので投資に回す資金でドルを購入(換金)しています. ソニー銀行を使っているのですが,ドルを毎日購入して積み立てています. (ドル・コスト平均法)

資産を円ではなくドルで運用すること自体には特にデメリットだとは思っていません.むしろ将来的に円の価値がどうなるかわからないと思っているので,現段階では資産の半分くらいをドルで持っておいてもいいという考えです.いわゆる老後が近くにつれてだんだん円の割合を増やすイメージです.

海外送金が発生

海外送金にはそれなりに手数料がかかります. ソニー銀行では,1回3000円ほどです. あまり少額で送金してしまうと手数料が占める割合が大きくなってもったいないので,1年に1回くらいのペースで送金しています.

米国銀行口座が必要

2018年ごろからソニー銀行から証券会社に直接送金するとなぜか失敗するように... どうやら海外の証券会社に直接送金が認められなくなっているらしいとの情報があり,米国の銀行を経由しないといけなくなりました.ソニー銀行→米国銀行→Firstradeって流れですね.

日本国内で米国銀行口座を開きたかったので,三菱UFJ銀行のカリフォルニア.アカウントプログラムでUnion Bankの口座を開きました. まだFirstradeにキャッシュが残っているので送金していませんが,次回からはUnion Bank経由でFirstradeの口座に入金する予定です.

ちなみに,米国内の銀行からはACHでFirstradeに入金できます.送金完了までに時間がかかりますが手数料が発生しないので,米国内に口座を開いたら申請することをオススメします.

weekendwarrior.hatenablog.com

確定申告が必要

日本国内の証券会社であれば特定口座を選択することで源泉徴収されるので確定申告の手間が省けますが,特定口座には対応していません.当然です.

ここについては情報がホントに少ない上に,超絶大変っていう情報しかない...orz 持っている銘柄の種類が少ないと楽なようです.私はインデックス投資派なのですが,いわゆるバンガードなどのETFが高値で購入に踏み切れず,時々で値下がりした個別株をつまみ買いしている状況です...うう.

ただ,サラリーマンの場合は年間で対象収入が20万円を超えない限りは確定申告は不要なので,今のところは回避できています. 確定申告が必要になる前に個別株は売却しようかな... 確定申告で苦しめられるほど利益をあげられるようになったら,まとめ記事を作成します.

まとめ

一旦口座を開いて入金までしてしまうとそこまで大変ではありません. NISAの税控除効果が受けられないのはたしかに残念ですが,世界のどこにいても運用を続けていける点に価値を感じています.