【落とし穴注意】ACHを設定して資金移動のコスト削減&自動化(Firstrade)

はじめに

FirstradeでACH送金できるようにしました.

www.firstrade.com

ACHのメリットは何か?

ACHとはAutomated Clearing Houseと呼ばれる送金方法のことです.送金に時間がかかりますが,その分手数料が安くなるのが特徴です.この方法でFirstradeに入金すると(米国内)銀行からの送金手数料をタダにすることができます.ACHを用いない場合はWired Transferで入金することになります.こちらはすぐに送金できる分,手数料がかかってきます.

なお,ACHの対象は米国内の銀行のみですが,日本の銀行から直接Firstradeに入金できなくなってしまった今となっては1米国内に銀行口座を開くことが実質不可避なので,問題にはならないでしょう.

Firstradeでの設定方法と注意点

それでは設定方法です.落とし穴があるので流れを頭に入れてから設定に取り掛かりましょう. 私は穴にハマったので実は2回申請しています...笑

Step1: 書類を提出する

提出書類

2種類の書類を提出する必要があります.

  • Electronic Fund Transfer (ACH) Agreement
    申請書です.マイページからダウンロードできます.入出金先の銀行口座の情報を記述します.定期的にFirstradeに入金したい場合はOptional Periodic Depositsに記入しますが,ここは後からでも設定できます. 書類の下部にあるAttach Original Voided Check Hereと書かれた枠は無視して大丈夫です.

  • 最新のBank Statement
    こちらは銀行口座の残高 ACH Agreementに記載した銀行口座のBank Statementであることを確認しましょう. Union Bankの場合,ログイン後,Statements -> Show statements for で口座を選択するとダウンロードできます. ダウンロードしたPDFをそのまま提出しました.

提出方法

(現実的な)提出方法は(1)サイトからアップロード,または(2)メールで添付するのどちらかです.

[注意点] どちらか一方しか提出しなくても教えてくれないかも...!

あまりにも手続きが進まないので問い合わせたところ「書類が足りてないよ」と言われました笑 しっかり2種類添付orアップロードしたことを確認しましょう.

Step2: Firstradeからのテスト入金を確認する

数日すると申請した銀行口座にFirstradeから少額のテスト入金があります 2.2回に分けて入金されているのですが,この入金額のペアをセットアップページに入力してVerifyします. (スクショを忘れてしまった...orz)

[注意点] Verify待ちを通知してくれない!

注意しないといけないのは,Verifyできる状態になっても通知してくれないことです. 書類の受理についてはメールで通知してくれたのですが,このテスト入金については連絡してくれません. これに気づかず一定期間経過してしまうと,セットアップは失敗してしまいます(失敗しても通知なし).ここが最大の難所です. この作業については小さい字で説明がされていますが,1回目の申請のときは忙しかったこともあり,完全にスルーしてしまいました.

不足していた書類をアップロードして,数週間後それでも何も連絡がないので「あれ〜?」ってログインして,失敗に気づいたときはホントに悲しかったです...(ちゃんと説明読んどけよ!)

Step3: 定期入金の設定

定期入金したい場合は,Bank ProfileでRecurringにチェックを入れて金額や頻度を選択します.

まとめ

手間も省けて送金手数料も節約できてまさに一石二鳥!口座を開設したらチャッチャと設定してしまいましょう!


  1. 大丈夫な銀行もあるのかもしれませんが,少なくともソニー銀行からは送金できなくなりました.理由はマネーロンダリング等の不正を防ぐためだそうです.

  2. テスト入金されたお金は後日Firstradeによってちゃんと回収(引き落とし)されていました(笑)